北海道旅行で釧路湿原を訪れる予定があるイケメンの皆さんへ釧路湿原国立公園内にある2つの海跡湖を紹介していこうと思います(^^)/
かつては海だった場所に砂嘴(さし)、砂州(さす)の発達によって湖となったものだよ。過去に海だったから当時の堆積物などが海跡湖には封じ込まれているんだ。
海外ではカスピ海やアラル海、国内では浜名湖、北海道ではサロマ湖が有名な海跡湖だね。海跡湖は湾口に発達した砂州によって外海と切り離されてできた潟湖(せきこ) とも呼ばれるんだ。
読んで字のごとく、もともと海だった場所が湖に変化したまぁまぁ珍しい観光スポットだから、釧路湿原(釧路湿原国立公園)に道東ドライブができるタイミングの時には立ち寄りたい”塘路湖(とうろこ)”と”シラルトロ湖”という2つの海跡湖を観光しよう☆
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今回記事の内容
- 塘路湖とシラルトロ湖はかつて海だった海跡湖
- 塘路湖はカヌーや釣りも楽しめる釧路湿原最大の海跡湖
- 周辺には化石海水を由来とする温泉・冷泉が湧くシラルトロ湖
- 塘路湖とシラルトロ湖は年中アクティビティが楽しめる海跡湖
早速!釧路湿原(釧路湿原国立公園)に行くついでに立ち寄りたい2つの海跡湖を紹介していこう。
塘路湖とシラルトロ湖はかつて海だった海跡湖
釧路湿原(釧路湿原国立公園)にある比較的大きな湖沼(こしょう)のうち、最も大きい湖と知られる塘路湖(とうろこ)と次に大きなシラルトロ湖、そして最も小さな達古武湖(たっこぶこ)の3つの湖沼は釧路湿原のなかで”湿原三湖(しつげんさんこ)”と呼ばれているんだ。
釧路湿原は太平洋の海岸から内陸部まで約40kmほど続いていて、総面積としても26,000ヘクタールを誇る広さなんだけれど、釧路湿原がある大地は太古の昔は海だったんだ!すごいよね!!
釧路湿原は今から約2万年前の最後の氷河期の時代、海面は今よりも低くて現在の湿原域は陸地だったとされているんだ。
それが今から1万年~6千年前の時代に湿原域に海水が入り込んで海になったんだって!これを縄文海進(じょうもんかいしん)って言うそうだよ。
そしてさらに今から6千年~4千年前の時代になると、かつて海だったその場所は海水がひいていって、土砂や泥炭が溜まっていき少しずつ今の湿原をつくったとされているんだ!これを縄文海退(じょうもんかいたい)って言うんだってさ!何だか歴史の授業みたいだwww
結果、今から3千年前にかつては海だった場所にいくつかの海の跡ととしてできたのが海跡湖だ。海跡湖が比較的、釧路湿原の東側に集まっているのは地殻変動の影響とされているそうだね。釧路湿原一帯では、東側の地盤が沈下した一方で、西側では隆起が起こった結果として、低くなった東側に水が溜まって湖沼ができたというわけなんだ。
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ちなみに、釧路川が同様に湿原の東側を流れているのも、湿原の地盤が”西高東低(せいこうとうてい)”だからなんだって!ますます授業みたいだwww
湿原三湖のある釧路湿原国立公園の自然性の高い水平的景観は、実のところ日本では他に類例のないとっても貴重な価値ある景観になるんだよ。
塘路湖はカヌーや釣りも楽しめる釧路湿原最大の海跡湖
釧路湿原最大の湖でもある”塘路湖”は釧路から標茶(しべちゃ)という町に向かっていく途中にある国道391号線沿いにある海跡湖なんだ。
塘路湖(とうろこ)っていうのは、アイヌ語で”トー・オロ”といって「湖を意味するトー(湖)」と「~のところを意味するオロ(の所)」が組み合わさってできたのが名前の由来なんだって。
塘路湖は周囲18km最大深度は7mの海跡湖(かいせきこ)で、海水域に生息する甲殻類の一種であるクロイサザアミ、日本最大の淡水魚イトウ、ウグイやコイなども息をしてるんだ。
夏場の季節はカヌーを楽しむ観光客もたくさん訪れていて、風のない日はとても静かな湖面を漂うような時間を忘れさせてくれる体験をすることができる。
冬場はワカサギ釣りが盛んで、凍結した湖上で穴を開けて釣り人たちは旬のワカサギ釣りを楽しんでいる姿をよく見かけることができるよ。また、結氷(けっぴょう)という氷同士がぶつかりあってできた「御神渡り(おみわたり)」も観察することができるんだ。
また、近くの「サルボ展望台」と「サルルン展望台」からは塘路湖を眺望することができるよ。どちらも塘路湖から約1kmくらいのところに入口があって、遊歩道が整備されているので自然散策も楽しむことが出来るのでおすすめだ。
塘路湖を望むことができる「サルボ展望台」と「サルルン展望台」からはどちらの展望台も釧網本線を走る”ノロッコ号”や”SL冬の湿原号”を撮影できる絶好の撮影スポットとしても鉄道マニアからはとっても有名な場所でもあるよ。サルボ展望台は駐車場から約250mくらいの道のりを歩いていくコースになっていて、展望スペースからは釧路湿原と塘路湖を含む5つの湖沼を望むことができるんだ。サルルン展望台は駐車場から約550mくらい歩いていくと展望スペースに出られ、サルボ展望台からとは違う角度で釧路湿原と塘路湖を含む5つの湖沼を望むことができる。
この近辺はホタルも住んでいて7月下旬~8月上旬にかけて毎年、少ないけれど夜に訪ねて水辺付近の草むらに目を凝らしているとホタルを観察することもできる。(よく昔は行ってたからね)
鉄道マニア必見の撮影スポット
塘路湖を望むことができる「サルボ展望台」と「サルルン展望台」からはどちらの展望台も釧網本線を走る”ノロッコ号”や”SL冬の湿原号”を撮影できる絶好の撮影スポットとしても鉄道マニアからはとっても有名な場所でもあるよ。 サルボ展望台は駐車場から約250mくらいの道のりを歩いていくコースになっていて、展望スペースからは釧路湿原と塘路湖を含む5つの湖沼を望むことができるんだ。 サルルン展望台は駐車場から約550mくらい歩いていくと展望スペースに出られ、サルボ展望台からとは違う角度で釧路湿原と塘路湖を含む5つの湖沼を望むことができる。
塘路湖はあまり知られていないけれど、数多くのアクティビティが楽しめるネイチャースポットでもあるんだ。実際にどこでどうやって楽しむことができるのかは”塘路ネイチャーセンター”という「自然ガイド業務、ネイチャーセンター運営、お土産品の販売」を行っている団体があるから、そこで様々な活動体験やアクティビティの申し込みができるというわけだ。
塘路ネイチャーセンター
・住所:川上郡標茶町塘路北七線86-17
・電話:015-487-3100
・時間:08:00~17:00
・HP:塘路ネイチャーセンター
ちょこっと補足
事前にHPから希望のワイルドライフツアーを申込予約してからいくことをおすすめするよ。
塘路ネイチャーセンターでは秋のスペシャルツアーや冬のスペシャルツアーなど季節に特化したツアーなども企画しているので季節ごとの特徴を中心に体験したい人にはおすすめだよ。
メニューもとっても豊富で、釧路湿原全体をフィールドにした「ネイチャーウォッチング」、「ネイチャーカヌーツアー」、「ドリフトボート」に「スペシャルパッケージツアー」などがある。
周辺には化石海水を由来とする温泉・冷泉が湧くシラルトロ湖
もう一つの湿原三湖であるシラルトロ湖は”シラルトロ沼”とも言われていて釧路湿原内にある湖沼の中でも水鳥の多い湖(沼)で、毎年の春と秋の渡り鳥が活動するシーズンにはシベリアと行き来するたくさんの水鳥を観察することができる海跡湖なんだ。湖岸周辺には化石海水を由来とする温泉と冷泉(摂氏25度未満の鉱泉)が湧出してるんだよ。
シラルトロ湖っていうのは、アイヌ語研究者の解釈をもとにした推察ではあるんだけどアイヌ語で”シラㇽウトゥㇽ”といって「岩の間」を表す言葉に由来しているものだと考えられる。ただし、シラルトロ湖周辺には大きな岩などがないことから流入河川に由来しているんじゃないかとも言われてるんだって。
シラルトロ湖は周囲約9.8km最大深度は約3mの海跡湖で、特別天然記念物タンチョウ鶴をはじめ天然記念物ヒシクイ、大型肉食鳥類であるオオワシやオジロワシ、オオハクチョウなどの多くの鳥たちが訪れるいわば鳥たちの楽園的スポットでもあるんだ。
シラルトロ湖は塘路湖と比べたらアクティビティは少ないんだけれど、夕陽の映える絶好のインスタ映えスポットでもあるんだ。冬場は塘路湖のようにワカサギ釣りを楽しむ人たちもいるんだけど、さすが田舎って感じで遊漁券の販売所などは一切ないんだけれど、監視員が突然歩いてきて入漁料を徴収するというのがスタンダードらしいwww(ちなみに料金は大人1,000円子供は500円)
ワカサギ釣りの季節は1月上旬~3月上旬の結氷期だよ。
シラルトロ湖は写真でもわかるように、腐植栄養湖(ふしょくえいようこ)といって腐植質に富んでいるため生物が生きるために必要な栄養物質が少ないという特徴があるんだ。そのため腐植から有機物が大量に溶け混んでいてパッ見色んな草などが湖面を覆いつくすように浮いている。
注意したいのは周囲には一切お店やレストランはもちろんトイレなどもないので行く前には色々と準備をしてから行くことをおすすめしたい。
塘路湖とシラルトロ湖は年中アクティビティが楽しめる海跡湖
エゾリスにエゾシカ、オオワシにオジロワシ、タンチョウ鶴にオオハクチョウ、そして時としてヒグマが出没したりと実に多様性に富んだ生物が生息する塘路湖とシラルトロ湖では、季節と共に遊び方や観光の仕方を変えながら一年中を通してアクティビティが楽しめるんだ。
鳥に魚に動物にたくさんの生物を鑑賞するもよし!素晴らしい湿原の景色や夕陽を鑑賞するもよし!湿原の中でさまざまなアクティビティを楽しむもよし!
北海道道東の自然を象徴するような、貴重な湿原エリアを存分に堪能できる場所だと思うゾ!!
塘路湖や釧路川でカヌーをして、シラルトロ湖で夕陽をバックにインスタ映え撮影をして、ロッジシラルトロで源泉掛け流し100%の温泉にはいるなんて乙だと思うな~。
あと、できれば昼間だけじゃなく夜の自然の世界も個人的には少しは覗いてほしいと思う。
昼間では見かけることのできない動物や虫、自然の姿を垣間見ることができるよ。
塘路湖とシラルトロ湖は年中アクティビティが楽しめる海跡湖!釧路湿原を訪れる際には立ち寄ることをおすすめするゾ。
それでは今回の内容を振り返ってみよう!
今回記事の内容
- 塘路湖とシラルトロ湖はかつて海だった海跡湖
- 塘路湖はカヌーや釣りも楽しめる釧路湿原最大の海跡湖
- 周辺には化石海水を由来とする温泉・冷泉が湧くシラルトロ湖
- 塘路湖とシラルトロ湖は年中アクティビティが楽しめる海跡湖
釧路市内からも、車で約1時間ほどでシラルトロ湖、約40分ほどで塘路湖に行き来することもできるので日帰りで観光を楽しむことも余裕でできちゃう距離感なんだ!
釧路湿原にはとっても貴重な名勝天然記念物である史跡もあったりすんだよ!釧路湿原を散策もできる釧路湿原展望台のそばにあるから併せて行ってみよう。
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自然が大好きなデートプランにはおすすめだから釧路川や塘路湖でのカヌーや展望台からのビュー!冬場なら激寒だけど食べたら激ウマなワカサギ釣りもたのしめる!
釧路湿原がかつて海だったころを思い描きながら塘路湖とシラルトロ湖をその目で見つめよう☆
Have Fun☆
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